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国際金融センターを構想するには 門多 丈

東京都は「国際金融都市・東京」構想を公表した。日本の年金基金など機関投資家に海外のプロのアセット・マネージャーとしっかり付き合える能力があるかが疑問だ。

戦争調査会 幻の政府文書を読み解く/井上寿一著:講談社現代新書 書籍レビュー

戦争調査会は第2次大戦終戦直後に、極東裁判とは別に日本人自身で「戦争の原因」を追究しようとの試みで開かれた。その中では日本が戦争を回避できる機会があったこと、負けることをうすうす分っていながら戦争に入ったこと、などの興味深い証言が記録されている。

日本人のための第一次世界大戦史 世界はなぜ戦争に突入したのか:板谷敏彦著/毎日新聞出版 書籍レビュー

歴史上初めての世界大戦と言われる第一次世界大戦について、長期で残虐な大量殺戮の戦争になった経緯と日本の歴史的なかかわりについての詳細に興味深い著述である。

今そこにあるバブル:滝田洋一著/日本経済新聞出版社 書籍レビュー

日本経済新聞社 編集委員である滝田洋一氏の著書。まさにどぶ板を踏んでの取材で、「バブルめいた現象」を観察し分析している。

コーポレートガバナンス改革の次の一歩は 門多 丈

コーポレートガバナンス改革の次の一歩は、取締役会の活性化と株主総会の運営の改善である。最近頻発する企業不祥事の背景には「内向き」の経営姿勢と企業風土がある。株主と社外取締役による経営の適切な監督が一層重要になっている。

人民元の興亡 毛沢東・鄧小平・習近平が見た夢:吉岡桂子著/小学館 書籍レビュー

朝日新聞で北京駐在が長かった著者が人民元の紙幣の歴史とともに国際通貨として確立しようとする中国政府の努力について解説している。その中で国内の政治・経済・金融の不安定性の中で資本流出のリスクがあることで、通貨としての潜在的な不安定性に晒されていることも分析している。

進展する英国のコーポレートガバナンス改革 安田 正敏

英国政府が最近発表したコーポレートガバナンス改革の骨子は、経営者の報酬開示などについて経営者と一般従業員の報酬の乖離率を開示することなど、世界でも初めての試みが盛られています。経営者の報酬を巡る議論にしても、従業員の利益の反映の施策にしても日本での議論はここまでのレベルには遠いものがあります。また、米国の企業文化からも少し離れているような気もします。今後の展開をウォッチしていく必要があります。

金融に未来はあるか:ジョン・ケイ著/ダイヤモンド社 書籍レビュー

著者のジョン・ケイ教授は、投資銀行は金融取引や商品化のブラック・ボックス化、巧妙なリスクの転嫁などで自己の利益を図るようになったことを批判する。金融の使命は仲介業として預金などの個人の資金を実経済の需要につなぐこととし、その原点に戻るように提言する。

「西洋」の終わり 世界の繁栄を取り戻すために:ビル・エモット著/日本経済新聞出版社 書籍レビュー

元エコノミスト誌編集長ビルエモット氏の著書、「西洋」の終わり(日本経済新聞社)を読んだ。現在の世界の政治・経済情勢の基本的問題を考える上で大変参考になる。

東芝の決算は「正常化」したか ~不透明な「限定付適正意見」~ 安田 正敏

PwCあらた有限責任監査法人の東芝の2017年3月期決算に対する「限定付適正意見」は、会計監査において経営者との意見の齟齬を持ったまま妥協としての監査意見ではなかったでしょうか。外部から見て大いに疑問の残るところです。

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一般社団法人実践コーポレートガバナンス研究会

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