研究会からのメッセージ

独立社外役員の人材ネットワークが構築される「場」にしたい

日本企業の国際競争力の課題が指摘されて久しくなります。バブル崩壊後からはデフレ問題なども発生し、日本経済は長期低迷期しました。その背景には、市場環境のみならず、日本企業の意思決定の遅さや取締役会などにおける議論の透明性の低さなどがあると考えられます。
私たちは、英国などで導入が始まり、注目されつつあったコーポレートガバナンスの考え方が、いずれ日本企業にも必要とされると考え、2000年代中盤に、コーポレートガバナンスの研究を始めました。2009年に社団法人化しましたが、それでも、日本でコーポレートガバナンス・コードが公表されるかなり前でした。
コーポレートガバナンスのポイントの一つは、業務執行と監督の分離です。そのためには独立社外取締役の設置も必要になりますが、企業にとってはなかなかその人材の確保や選任が容易ではありません。
一方で、私たちの研究会には、これらにふさわしいと思える人材が会員として豊富にいます。これらの人材と企業とのマッチングを通じて、独立社外役員人材の流動化や市場の活性化にもつながると自負しています。当研究会が、独立社外役員の人材や企業が集まるネットワークとなり、パートナーシップを構築する「場」になることを願っています。

門多 丈

代表理事 門多 丈

創業の原点から新たな地平へ

2009年の設立以来、当研究会はコーポレートガバナンスの実践者の集いとして、会員各位相互の顔がわかる規模を大切にし、ネットワーキングの実効性を確保してまいりました。これからもこのスタンスを堅持しながら、コーポレートガバナンスにまつわる今日的課題に対して、積極的に活動してまいります。
特に旬の講師をお招きしての月例勉強会は我々の創業の原点であり、これからも魅力的なトピックをご紹介いたします。また次世代リーダー育成のための研修や実力ある独立社外役員のご紹介など、今までの実績を基に更なる充実を目指してまいります。 ガバナンス・リスク管理・内部統制等に関しましても、それぞれのベストプラクティショナーを数多く擁する当研究会に、是非お気軽にご相談ください。
今後もコーポレートガバナンスを担う人材のインキュベーターとなるべく、様々な可能性に挑戦してまいります。

大谷 剛

代表理事 大谷 剛

お問い合わせ先

一般社団法人実践コーポレートガバナンス研究会

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