>> 会員限定勉強会
2024/04/02
会員限定勉強会について
会員のみを対象にした限定勉強会です。専門家による講演に加え、会員相互の情報交換やタイムリーなテーマの深掘りなど、質疑応答や討議を重視した勉強会です(※講師の所属・肩書等はご講演当時のものです)。
- 開催日: 不定期/参加費: 無料(会員のみ受講可能)
2024/05/31
【第31回会員限定勉強会】女性・独立社外取締役 ~ 就任経緯、取締役会準備、兼職の実情から「悩み」の克服法まで
■ 講師:富永 誠一 氏(日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(CGネット)執行役員 リサーチフェロー)
■ 講演概要:講師の富永様は、日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(CGネット)の前身団体である「全国社外取締役ネットワーク」の2003年の設立から20年以上の長きにわたって、独立社外取締役のサポートを続けられています。政府や資本市場サイドから女性役員の選任が求められていますが、その実態についてほとんど情報が出回っておらず、このままでは実効性を伴わない議論が展開してしまう可能性は否定できません。そこで、日頃接点を持つ48名の女性・独立社外取締役に協力してもらい、実態面や本音に関する情報提供をすることで、これから女性役員を増やしていくという社会課題に貢献できるのではないかと考え、昨年9月に書籍『女性・独立社外取締役──就任経緯、取締役会準備、兼職の実情から「悩み」の克服法まで』を上梓されました。
本書の内容は、(1) 就任経緯・選任プロセス/(2) 取締役会での準備、発言・質問の工夫/(3) 役員間のコミュニケーション/(4) DE&Iへの取り組み/(5) 経営者に伝えたいこと、言いたいこと/(6)時間管理術・兼職問題/(7)「悩み」と克服/(8) 指名委員会での取り組み/(9) 機関投資家との対話/(10) 自身の評価と日本企業の未来に向けて/となっています。
これらのポイントを踏まえ、会員の皆様と取締役会の多様性の本質と実際について意見交換をしたいと考えております。
■ 講師略歴:
技術者として勤務していた会社が買収されたことを機に、コーポレート・ガバナンスに関心を持ちビジネススクールで学ぶ。修了後、2003年に全国社外取締役ネットワークの設立に関わり、2012年に日本コーポレート・ガバナンス・ネットワークに名称変更。2022年から執行役員リサーチフェロー。コーポレート・ガバナンスのトレンドウオッチャーであるとともに、独立社外取締役と取締役会事務局双方のサポートを行い、日本企業のコーポレート・ガバナンスの実効性向上に注力している。著書として、『女性・独立社外取締役──就任経緯、取締役会準備、兼職の実情から「悩み」の克服法まで』(商事法務 2023年9月)『独立社外取締役』(商事法務 2009年12月)『コーポレート・ガバナンス改革』(東洋経済新報社2003年2月、共著)『ESGカオスを超えて―新たな資本市場構築への道標』(中央経済社 2022年5月、共著)『取締役会事務局の実務―コーポレート・ガバナンスの支援部門として』(商事法務 2021年3月、アドバイザー)などがある。
■ 講演概要:講師の富永様は、日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(CGネット)の前身団体である「全国社外取締役ネットワーク」の2003年の設立から20年以上の長きにわたって、独立社外取締役のサポートを続けられています。政府や資本市場サイドから女性役員の選任が求められていますが、その実態についてほとんど情報が出回っておらず、このままでは実効性を伴わない議論が展開してしまう可能性は否定できません。そこで、日頃接点を持つ48名の女性・独立社外取締役に協力してもらい、実態面や本音に関する情報提供をすることで、これから女性役員を増やしていくという社会課題に貢献できるのではないかと考え、昨年9月に書籍『女性・独立社外取締役──就任経緯、取締役会準備、兼職の実情から「悩み」の克服法まで』を上梓されました。
本書の内容は、(1) 就任経緯・選任プロセス/(2) 取締役会での準備、発言・質問の工夫/(3) 役員間のコミュニケーション/(4) DE&Iへの取り組み/(5) 経営者に伝えたいこと、言いたいこと/(6)時間管理術・兼職問題/(7)「悩み」と克服/(8) 指名委員会での取り組み/(9) 機関投資家との対話/(10) 自身の評価と日本企業の未来に向けて/となっています。
これらのポイントを踏まえ、会員の皆様と取締役会の多様性の本質と実際について意見交換をしたいと考えております。
■ 講師略歴:
技術者として勤務していた会社が買収されたことを機に、コーポレート・ガバナンスに関心を持ちビジネススクールで学ぶ。修了後、2003年に全国社外取締役ネットワークの設立に関わり、2012年に日本コーポレート・ガバナンス・ネットワークに名称変更。2022年から執行役員リサーチフェロー。コーポレート・ガバナンスのトレンドウオッチャーであるとともに、独立社外取締役と取締役会事務局双方のサポートを行い、日本企業のコーポレート・ガバナンスの実効性向上に注力している。著書として、『女性・独立社外取締役──就任経緯、取締役会準備、兼職の実情から「悩み」の克服法まで』(商事法務 2023年9月)『独立社外取締役』(商事法務 2009年12月)『コーポレート・ガバナンス改革』(東洋経済新報社2003年2月、共著)『ESGカオスを超えて―新たな資本市場構築への道標』(中央経済社 2022年5月、共著)『取締役会事務局の実務―コーポレート・ガバナンスの支援部門として』(商事法務 2021年3月、アドバイザー)などがある。
2024/03/19
【第30回会員限定勉強会】内部監査の最新動向 ~金融庁プログレスレポートが求める「経営に資する監査」の理解と実践などを中心に~
■ 講師:碓井 茂樹 氏(日本金融監査協会 設立会員・代表)
■ 講演概要:
変化の時代にあって、サステナブルな成長を実現するためには、攻め、守りの両面で経営改革を進めることが喫緊の課題です。経営改革を成功させるためには、経営の実態を客観的に評価し、フォワードルッキングな視点で指摘・提言を行う「経営に資する監査」の実践が求められます。金融庁は「内部監査の高度化に向けたプログレス・レポート」(中間報告)を公表し、経営者と監査委員、監査役に対して、内部監査をより深く理解し、不備指摘検査を脱し、「経営に資する監査」を実践することを促しています。
国際的な動きを見ると、内部監査人協会は、内部監査部門のガバナンス上の位置づけに関して、取締役会(あるいは監査委員会・監査会)が内部監査部門を指揮・監督する役割と責任を持つことを明確にしました。日本独自の監査役制度に関しても、国際社会の慣行に合わせ、内部監査との協働、一体運営を図る動きがみられます。
今回の勉強会では、大きく変わり始めた内部監査の最新動向を紹介しながら、日本の監査のあり方に関して、皆さんと意見交換しました。
■ 講演概要:
変化の時代にあって、サステナブルな成長を実現するためには、攻め、守りの両面で経営改革を進めることが喫緊の課題です。経営改革を成功させるためには、経営の実態を客観的に評価し、フォワードルッキングな視点で指摘・提言を行う「経営に資する監査」の実践が求められます。金融庁は「内部監査の高度化に向けたプログレス・レポート」(中間報告)を公表し、経営者と監査委員、監査役に対して、内部監査をより深く理解し、不備指摘検査を脱し、「経営に資する監査」を実践することを促しています。
国際的な動きを見ると、内部監査人協会は、内部監査部門のガバナンス上の位置づけに関して、取締役会(あるいは監査委員会・監査会)が内部監査部門を指揮・監督する役割と責任を持つことを明確にしました。日本独自の監査役制度に関しても、国際社会の慣行に合わせ、内部監査との協働、一体運営を図る動きがみられます。
今回の勉強会では、大きく変わり始めた内部監査の最新動向を紹介しながら、日本の監査のあり方に関して、皆さんと意見交換しました。
2023/12/01
【第29回会員限定勉強会】日本企業が目指したいグローバル経営管理とは ~CFOとFP&Aがリードする強い本社機能~
■ 講師:池側 千絵 氏(ストラットコンサルティング株式会社 代表)
■ 講演概要:
世界中で商品を売っていても、日本本社の取締役会は日本人ばかり。法人ごと、事業ごとの縦割り経営で、全社のポートフォリオ管理を行うことが難しい企業が多い。一方、真のグローバル経営管理体制へ転換する日本企業も増加している。ジョブ型に転換の上、CxOがリードし、全世界を見渡した、本社が強い機能x事業のマトリックス経営体制へ。その変革においてCFOの役割は大きい。従来の日本企業のCFOは経理財務役員であり、経営企画や事業管理は別の役員が担当していることが多い。またその一方、ワールドクラスの経営管理を推進する欧米の先進企業では、CFOがFP&A (Financial Planning & Analysis)と呼ばれる会計・ファイナンスのプロフェッショナル人材を事業部門に置き、全世界のヒト・モノ・カネを掌握し、企業価値・事業価値を高める。日本企業においてもFP&Aを導入する企業が増えてきた。今回は、日本企業が目指したい経営管理体制について、その実態と課題、展望について議論した。
■ 講演概要:
世界中で商品を売っていても、日本本社の取締役会は日本人ばかり。法人ごと、事業ごとの縦割り経営で、全社のポートフォリオ管理を行うことが難しい企業が多い。一方、真のグローバル経営管理体制へ転換する日本企業も増加している。ジョブ型に転換の上、CxOがリードし、全世界を見渡した、本社が強い機能x事業のマトリックス経営体制へ。その変革においてCFOの役割は大きい。従来の日本企業のCFOは経理財務役員であり、経営企画や事業管理は別の役員が担当していることが多い。またその一方、ワールドクラスの経営管理を推進する欧米の先進企業では、CFOがFP&A (Financial Planning & Analysis)と呼ばれる会計・ファイナンスのプロフェッショナル人材を事業部門に置き、全世界のヒト・モノ・カネを掌握し、企業価値・事業価値を高める。日本企業においてもFP&Aを導入する企業が増えてきた。今回は、日本企業が目指したい経営管理体制について、その実態と課題、展望について議論した。
2023/09/27
【第27回会員限定勉強会】IPOのリアル
■ 進行:矢田堀 浩明 氏(実践コーポレートガバナンス研究会 IPO分科会 担当理事)
■ 報告:渡邉 豊太 氏(実践コーポレートガバナンス研究会 IPO分科会 座長)
■ 報告概要:
1) 設立の趣旨と今後の展望(矢田堀理事より)
当研究会では有志による「IPO分科会」を立ち上げ、活動を開始しています。この度、IPOを経験された方々のご協力を得て、様々な課題への取組みとどのように克服されたかをヒアリングし、情報収集と分析を行いました。情報収集の中で浮かび上がった共通事項、留意事項等を主な課題ごとに整理した内容を皆様と共有したいと思い、報告会を開催する運びとなりました。経営者業務・執行と監査役・社外役員とのコミュニケーション、内部統制の整備、上場後を見据えた体制構築などについて得られた考察について、分科会の座長を中心にご報告しました。
2) IPOを切り口とした主要課題の考察(渡邉座長より)
IPOの成功経験を有する関係者とのインタビュー等を通じて、IPOにまつわるイリュージョン、成功するIPO起業のポイント、ガバナンスにどう関わるか、ヒアリングの結果見えてきたもの等を報告しました。
■ 報告:渡邉 豊太 氏(実践コーポレートガバナンス研究会 IPO分科会 座長)
■ 報告概要:
1) 設立の趣旨と今後の展望(矢田堀理事より)
当研究会では有志による「IPO分科会」を立ち上げ、活動を開始しています。この度、IPOを経験された方々のご協力を得て、様々な課題への取組みとどのように克服されたかをヒアリングし、情報収集と分析を行いました。情報収集の中で浮かび上がった共通事項、留意事項等を主な課題ごとに整理した内容を皆様と共有したいと思い、報告会を開催する運びとなりました。経営者業務・執行と監査役・社外役員とのコミュニケーション、内部統制の整備、上場後を見据えた体制構築などについて得られた考察について、分科会の座長を中心にご報告しました。
2) IPOを切り口とした主要課題の考察(渡邉座長より)
IPOの成功経験を有する関係者とのインタビュー等を通じて、IPOにまつわるイリュージョン、成功するIPO起業のポイント、ガバナンスにどう関わるか、ヒアリングの結果見えてきたもの等を報告しました。