セミナー

2013年 月例勉強会

2013/01/28

【第34回月例勉強会】大学のガバナンスと人文学的想像力

■講師:
亀山郁夫氏(東京外国語大学 学長)

講演内容:
東京外国語大学は、2012年4月、従来の外国語学部を廃止し、言語文化学部と国際社会学部の二学部制により再スタートを切った。1898年の創立以来114年目にして可能となった大改革であり、その後、他の多くの国立大学が学部改編に着手しはじめている事実に鑑み、その影響力は甚大であったと自負する。本報告では、主に法人化後の国立大学における学長のリーダーシップ及びガバナンス力という側面に焦点を当て、今回の改革にいたるプロセスを詳しく紹介する。同時にまた、大学のマネジメントにおいて、人文学的想像力がどのような役割を果たすかをめぐって、プラス面、マイナス面併せて私見を披露する。

■講師略歴:
平成 2年東京外国語大学外国語学部助教授、平成 5年東京外国語大学外国語学部教授、平成17年東京外国語大学附属図書館長(平成19年8月まで)、平成19年東京外国語大学長(現在に至る)著書:『磔のロシア スターリンと芸術家たち』(岩波書店、2002年)(第29回大佛次郎賞受賞)、『ドストエフスキー 父殺しの文学』上下(日本放送出版協会、2004年)、『ドストエフスキー 謎とちから』(文藝春秋、2007年)、『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する』(光文社、2007年)、『ドストエフスキー 共苦する力』(東京外国語大学出版会、2009年)、『罪と罰』ノート』(平凡社、平凡社新書、2009年)、『ドストエフスキーとの59の旅』(日本経済新聞出版社、2010年)、等多数。昭和47年、東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業、昭和52年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程

お問い合わせ先

一般社団法人実践コーポレートガバナンス研究会

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