セミナー

2010年 月例勉強会

2010/06/01

【第6回月例勉強会】企業競争力回復と社外役員の役割

■講師:
高橋秀明氏(慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別研究教授)

■講演内容:
米国企業(NCR,AT&T)、日米合弁企業(富士ゼロックス)の経営幹部を経て、NEC日本電気など日米の大企業3社の社外取締役を務めている高橋氏に、グローバル企業での長い経験と日米欧の企業経営に通じた視点から、日本企業のガバナンスにおける社外取締役・監査役の役割、日本企業の競争力を回復するためのガバナンスのあり方、などについて語っていただきます。

■講師略歴:
慶応義塾大学工学部修士課程修了。ニューヨーク州立大学コンピューターサイエンス修士修了。コロンビア大学エグゼクティブ・ビジネス・アドミニストレーション修了。元米国NCRコーポレーション上席副社長、元AT&Tコーポレート・オフィサー、元富士ゼロックス代表取締役副社長、元富士ゼロックス・パロアルト研究所会長などを経て現職。社外取締役日米3社、日欧のCEOへのアドバイザーなど兼務。非営利事業分野では、国立科学博物館経営委員はじめ、ITベンチャー、ソーシャル・ベンチャーの経営指導に従事。

2010/05/11

【第5回月例勉強会】迷走する民主党政策と日本のガバナンス

■講師:
滝田 洋一氏 (日本経済新聞社 論説副委員長/編集委員)

■講演内容:
民主党政権の誕生から早くも半年を過ぎ、参院選を前にした政策論議が盛り上がる中、郵政見直し法案や普天間基地の移転問題を巡る閣内不統一が露呈し、多方面に混乱を巻き起こしています。連立政権が抱える内閣の政策決定システムの問題が浮き彫りになったことで、国民の不信感も高まっています。そこで今回は、日本経済新聞の滝田氏をお招きし、我が国の抱える諸問題について解説していただくこととなりました。日本はこれからどこに向かって行くのか、皆様と意見交換をしながら考えて参りたいと存じます。

■講師略歴:
1981年、日本経済新聞入社。証券部、金融部を経て、1987年~1990年チューリヒ支局駐在。95年経済部編集委員、2007年論説副委員長を経て、08年9月より米州編集委員としてニューヨーク駐在、09年に帰国。2008年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。著書に「通貨を読む」「日米通貨交渉」「世界金融危機 開いたパンドラ」など。

2010/03/30

【第4回月例勉強会】トヨタの大規模リコール問題など企業は思わぬトラブル、不祥事・・・

■講師:
渡部惇氏(渡部法律事務所 弁護士) 

■講演内容:
企業は思わぬ不祥事、法令違反、事故等のレピュテーション・リスクに見舞われます。そのつど、コンプライアンス体制のあり方が問い直されますが、精緻なルールを作ればつくるほど企業の活力、経営のスピードが奪われるという二律背反に直面します。そこで3月の勉強会は検察庁検事、法務省行政官、弁護士として40年近くにわたって国内、海外での企業、個人のさまざまな事件等に取り組み、企業や組織の実践的なコンプライアンスのあり方について包括的なアドバイスを続ける渡部惇弁護士を講師に迎え、これまでの長い経験を元に不祥事の発生を防ぐにはどういうガバナンスの仕組みが必要なのか、不祥事が発生したときの最も効果的な対応=ダメージ・コントロール=についてお話をしていただき、議論を深めたいと思います。渡部弁護士は理化学研究所の「遺伝子スパイ事件」の調査や外務省改革のための「変える会」座長代理をつとめるなど、コンプライアンス問題の第一人者です。

■講師略歴:
1970年東大法学部卒、同年9月司法試験合格、73年検事任官(東京地検)。76年ミシガン大学ロースクール修士課程修了。84年外務省出向(在アメリカ合衆国日本大使館一等書記官)、92年法務省刑事局参事官、93年同省国際刑事課長。95年検事退官、弁護士登録。2002年渡部法律事務所開設、現在に至る。2002年外務省改革のための「変える会」(座長宮内好彦オリックス会長)座長代理。理研遺伝子スパイ事件等調査。

2010/01/14

【第2回月例勉強会】東京証券取引所のコーポレートガバナンスに対する取り組み~最近の上場制度の整備を中心に

■講師:
静正樹氏(株式会社東京証券取引所 執行役員)

■講演内容:
東京証券取引所は、上場制度の整備を通じて上場会社のコーポレートガバナンスの強化に努めてきましたが、特に「上場制度整備の実行計画2009」では、「独立役員」という制度を導入しています。これは「上場会社は、一般株主保護のため、社外取締役または社外監査役の中から、一般株主と利益相反が生じるおそれのない者を、独立役員として1名以上確保しなければならない旨を企業行動規範(遵守すべき事項)に規定」する制度です。今回は、東証の上場部ご担当の静執行役員から、この制度の導入の経緯、考え方、今後の進め方について講演していただきます。

■講師略歴:
1982 年東京証券取引所入所。上場部管理室課長、上場部課長、財務部長、経営企画部長を歴任の後、2007 年 6 月執行役員に就任し、現在に至る。1982 年早稲田大学法学部卒。

お問い合わせ先

一般社団法人実践コーポレートガバナンス研究会

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