セミナー

2012年 月例勉強会

2012/04/24

【第26回月例勉強会】AIJ問題に見る年金資産運用の現状と課題

■講師:
山本御稔氏(有限責任監査法人トーマツ パートナー)

■講演内容:
なぜ見抜けなかったのか、なぜ信用してしまったのか。AIJ投資顧問問題では多くの「?」が生じます。しかしながら、3階建ての企業年金制度が置かれている現状を理解すると、特に企業年金の中でも厚生年金基金という制度の状況を理解すると、見抜けなかった原因が潜んでいることがわかります。企業年金制度について運用の現状を概括するとともに、予定利率という目標利回りの決定方法を解説し、ひいては受託者責任を遂行するうえで求められる企業年金制度のガバナンスのあるべき姿に言及し、今後の正しい企業年金のあり方の議論の材料を提示したいと思います。

■講師略歴:
信託銀行にて資産運用、企業年金業務に携わり、外資系年金コンサルティング会社を経て2001年に監査法人トーマツに入所し現職。企業年金制度の資産運用、制度設計、ガバナンスに携わる。同志社大学経済学部卒、シカゴ大学MBA取得、九州大学経済学部経済工学博士課程在籍。日本金融学会会員。主な著書に『企業年金ガバナンス』(共著:中央経済社)、『宝くじは有楽町チャンスセンター1番窓口で買え、は本当か』(ソフトバンク新書)、『秘伝のタレはくさってる?』(日本経済新聞出版社)等

お問い合わせ先

一般社団法人実践コーポレートガバナンス研究会

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